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発熱があり咳やくしゃみをしている患者さんには、受付でマスクをわたしてすぐに装着してもらい、診察室に入る前に問診を行う。
(「日本医師会感染症危機管理対策室では一般医療機関の外来入り口に、SARSの症状、伝播確認地域を示し、該当する患者さんは事前に連絡のうえ、マスクを着用して受診することを掲示する」というように、症状のある患者さんには院内に入る前にマスクの着用をすすめている。
歯科医院では、「最近、SARS確認地域への渡航暦のある患者さんは受付に申し出てください。」というような掲示で十分のように思われる。) |
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問診は、過去10日間の旅行歴や旅行中に呼吸器症が強い患者さんとの接触の有無について詳細に行う。 |
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SARS伝播確認地域への渡航暦がある患者さんで、帰国後10日以上経過していない場合には、SARSの潜伏期(およそ3−6日)を考慮して10日以上経過するまで受診を延期してもらうよう説明をする。10日間以上にわたって症状のなかった患者さんは通常どおりの治療を行う。 |
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SARS伝播確認地域への渡航暦のない場合でも、受診時に発熱や咳、くしゃみなどの症状のある患者さんについては、できれば治療を延期する。どうしても処置が必要な場合には必要最低限の処置にとどめる。 |
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歯科医院での問診によってSARSが疑われるような場合には、まず保健所に問い合わせ、専門の医療機関の受診について保健所の指示に従う。当該患者さんには、マスク着用、手洗いの励行等の個人衛生的な生活に努め、人ごみや公共交通機関の使用をできるだけ避けるよう指導する。
(これまでの知見では、有熱前駆期での感染の危険性は、肺炎期に比べて低いと考えられている。また。発熱後3日程度で症状が軽快した場合は、SARSの可能性は少ないと考えられている。) |
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歯科医院の問診でSARSが疑われるような場合には、患者さんが手で触れたものはすべて消毒する。また、その後の検査で当該患者さんがSARSであることが確定した場合には、関係行政(保健所)の指示に従う。
(消毒方法については、厚生労働省医薬局安全対策課による院内感染防止対策を参照されたい。グルタラール、次亜塩素酸ナトリウム、消毒用アルコール、ポピドンヨードなど通常歯科医院にある消毒薬が有効。室内の消毒には次亜塩素酸ナトリウムやアルコールによる清拭を行う。錆びる恐れのある金属などにはグルタラールや消毒用アルコールを使用する。) |