第11回 日 本 口 腔 感 染 症 学 会 総 会

会 期:平成14年11月16日 (土) 
会 場:神戸国際展示場 2号館3階3A会議室
総会長:浦出雅裕 (兵庫医科大学歯科口腔外科学講座)

第11回日本口腔感染症学会総会を終えて

第11回日本口腔感染症学会総会
総会長 浦 出 雅 裕


 第11回日本口腔感染症学会総会終了にあたり、 先ずはご協力いただきました会員の皆様に厚くお礼を申し上げますとともに、 ひとことご挨拶申し上げます。 
 平成14年11月16日、 神戸国際展示場におきまして約160余人の会員の皆様方のご参加をいただき、 第11回本学会をたいへん盛会裡に開催し、 無事終了することができました。 当教室におきましては、 今回の学会はその前身であります口腔感染予防研究会の第4回総会を主催させていただきまして以来、 二度目の主催となりました。 前回は阪神淡路大震災直後の平成7年5月に開催され、 未だ交通網も完全復旧していない状況下での研究会運営は大いなる努力を要するものでしたが、 それが現在の学会発展の礎となっているのではないかと考えております。 学会当日は午前から理事会ならびに評議員会を行い、 引き続き一般口演6題の後、 ランチョンセミナーとしてファイザー製薬株式会社医薬学術企画部川崎賢二先生に 「院内感染とその対策に関する最近の話題」 と題し、 最新の院内感染の実践的対策を簡潔に解説いただきました。 また、 午後からは総会に引き続き特別講演として 「牛海綿状脳症 (BSE) と変異型クロイツフェルトーヤコブ病 (CJD)」 を国立精神・神経センター部長金子清俊先生に近年、 話題となっていた BSE、 CJD についての診断、 治療、 感染対策について明解にご講演いただきました。 
 また、 シンポジウムとして今回は 「歯性病巣感染を検証する」 のテーマで、 感染性心内膜炎から掌蹠膿胞症まで歯性病巣に関して様々な角度から4人のエキスパートの先生方に、 私どもが日頃、 臨床の場において見逃しがちな所見や症状などを基礎的な研究から臨床症例を交えご講演いただきました。 それらいずれをとりましても話題豊富、 そして多くの示唆に富んだ内容であったと自負いたしております。 
 一般口演も近畿圏はもとより南は九州から北は東北まで広い範囲の先生から熱心なご口演をいただきました。 本学会も少しずつではありますが、 全国展開に向けた発展の片鱗を垣間みたと感じております。 さて、 いよいよ本学会は全国展開を行うべく、 第12回総会は関西の地を離れ関東の開催となります。 大いなる発展を続ける本学会がますます盛会になりますことを祈念いたしますと共に、 多々不行き届きな点もございましたが、 第11回総会に様々な方面から、 絶大なるご支援ならびにご協力をいただきました関係各位に改めて厚くお礼を申し上げます。