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第9回
総会長 駒井 正
口腔感染予防研究会の会員の皆様にはお元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。本研究会も第9回総会を開催するにいたりましたが、感染症の質的変化という大きな変動期における研究会の役割を考えますと、過去10年間の実績を総括しながら次の時代へとバトンタッチするという節目の総会としての位置づけが求められております。このことは歯科医療全般についてもいえることであり、生体材料を駆使した医療と咀嚼・嚥下機能の回復をめざした保健・福祉と連携した包括的医療へと転換するターニンぐポイントに私たち歯科医療従事者がさしかかっている段階であるという認識が求められてくるのではないでしょうか。このような段階の医療にとって、最大の驚異は変貌する感染症の存在であり、感染予防における相当に深い知識と技術が歯科医療従事者全体に必要となってくることでしょう。
本学会では、以上のような認識のもとに、ふたつの教育講演を企画しましたが十分な質疑応答がなされることを期待しております。また、このような議論に歯科医師だけでなく、多くの歯科衛生士や歯科技工士の方々が参加されることを願
ってやみません。なぜならば、これからの歯科医療の推進を考えた場合にこのふたつの職種の果たすべき役割が極めて大きく、かつ不可欠であるからです。
さて、今回の総会で教育講演をしていただく先生は大阪大学医学部で長年集中治療をされ、それなくしては多くの心臓手術の実施が困難であったであろうし、現在の心臓移植の実施そのもののバックアップ体制の構築に大きな役割を果たしてこられた吉矢教授と、脳神経外科の第一線臨床医として神戸の地で奮闘し理学療法士の人たちと機能回復の医療に努めてこられた福森院長であります。ふたつの教育講演を通して、感染症対策の今後について皆様とともに考えていければ幸いであります。多くの歯科医療関係者の方々が本総会に参加していただきますことを心より願っております。
最後に、総会開催にあたり研究会事務局をはじめ、多くの皆様のご協力とご指導を賜りましたことを心より御礼申し上げます。 |